仮に人から小言を言われたり、あるいは何か気にさわることをされたとしたら、どうしますか?
ここで許すことを学べるチャンスだと、思ったらどうでしょうか。
そもそも、なぜ許さなくてはいけないのでしょう?
その理由というのは、しごく簡単なことなんです。
自分も含めて人は一つの見方しか出来ず、限られた中でしか物事を考えられないからです。
だから、どんなに頑張ったとしても、相手と自分はどっこいどっこいなのです。
人からどんなに理不尽なことだをされたと思っていても、自分もそうしたことをやって来なかったとは言えないものです。
感覚器官というものは、一方的な見方、考え方しかできないことを認めなくてはいけないのです。
ある人の見方は、自分の見方からすれば違っていて当然だということに、気づいてほしいです。
もしも多種多様な見方や考え方ができれば、どんなことも一理あることを認めるのは簡単なことです。
一つの見方や考え方しかできないが故に怒ったり、別の見方や考え方を認めることができないのです。
そんな自分をまず許すことから、始めてみてはどうでしょう。
それができれば、相手を許すことはもっと簡単にできるはずです。
この世界だけでも、様々な見方や考え方をする人たちがいること、その意味に気づくことです。
そうすれば特定の見方、考え方で生きている一人一人に、優しく接することも難しくはないでしょう。