以前までは自分にとってプラスになることだけを考え、行動していても生活は成り立っていました。
しかし今は、それでは立ちゆかなくなりつつあります。
まわりの人々や世界にとってプラスになることを思い実行すると、うまく回って行くようなのです。
自分の行動したことによる結果が、すぐ現れてくるようになりました。
例えば、お客さんが喜んでいるところを想像しながら、パンを焼いていると、とてもうまく焼けるのです。
社会全体も、何となくそのような流れになって来ているような氣がします。
これからは意識の上で、自分と他人という境界があいまいになり、自他の区別はなくなっていくようです。
だから、自分が関わる物事はすべて自分ごとである、という視点で考えて行動していくことが要求されます。
つまり相手が得することは、すべて自分の得でもあるということです。
あるいは、自分の損得勘定は抜きにして、社会全体が良くなることだけを考え行動すれば、いい結果になるとも言えます。
自分という、とらえ方を根本から変えていく必要があります。
自分を、小さな個人的なものに限定しないで、広く全世界の人々ともつながる、大きな存在の一部であると考えます。
だから自分でないものは、何もないということです。
すべてが自分だとしたら、憎むことや争うことは無意味です。
自分でもある相手を励ましたり、引き上げ高めることしかなく、他にやることはないのです。