死に対する恐れがなくなりますと、どんなことにも立ち向かって行けそうです。
この肉体を必要以上に防御しなくても済むからです。
もうこれからは、命を落とすのではないかとビクビクしなくてもいいのです。
私という命は永遠であり、消滅してしまうということはあり得ないのがわかったのですから。
これまで死の恐怖から、どれほど不安に苛まれたことでしょう。
溺れ死にかけたときや高所恐怖症に襲われたときなど、まったく生きた心地がしませんでした。
また年齢と共に肉体は老いて行きますが、霊体のほうは二十歳頃の若さをずっと維持し続けていると言います。
ですから気力や精神力などは衰えるどころか、ますます冴えて来るというのがとてもよく理解できます。
もっとも、この世に行き続ける限りは肉体の諸機能をできるだけ損なわないよう、健康管理に努めなければなりません。