車の運転している最中に、どんな行動を取りますかは、そのときの意識状態で大きく異なるのに気がつきました。
愛を意識していますときは、ていねいな運転を自然とやっていますが、いつの間にか通常の個別意識に戻っているのです。
信号のない交差点に差しかかっても、左右の確認をおろそかにして先を急ごうとするのです。
そんな独りよがりの行動を平気でやっておりました。
個別意識の自己中心的な性質が、ハンドルを握ると顕著に表れていますのには驚きます。
これでは周りに何らかの害を与える可能性が常にありますので、この通常の意識状態を何とかしなくてはなりません。
そうは言っても手強い相手でありますし、一筋縄では行かないのは確かです。
個別意識を敵視したり、無視したりしても無駄でありますどころか、かえって身勝手さを助長しますことにもなりかねません。
どのようにして、個別意識と折り合いを付けて行くのか、それを考えますほうが得策のようです。
愛や幸せという言葉だけよりも、それをイメージにして心に満たし、それを絶えず意識できるようになるには、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。
人生の大半を、この意識のもとで生きて来ましたから、それを変えて行きますのは容易ではありませんが、何とかしてやって行かなくてはと思うのです。