行動につなげる

 

● 考えるより先に、何か行動を起こす

 

なぜ行動すべきときに、行動できないのか?

その原因について考えてみます。

 

1つは、過去に似たような状況で失敗したことがあった場合です。

また失敗したらどうしようという怖れから、次の一歩が踏み出せないことです。

 

2つ目に、先のことがわからず見えないことによる未知への怖れがある場合です。

無意識にブロックが働いて、どうしても行動に移せないことです。

 

まだ他にもあるかもしれませんが、こうした怖れから抜け出すには、どうすればいいでしょうか。

ここから、私がたどった例を上げてみます。

 

私は元来、準備万端でないとなかなか行動しないタイプでした。

こうした記事を書くにも、以前は内容が明確で整っていないと書けませんでした。

 

ところが今は書くことが決まっていなくても、椅子にすわれば書きはじめています。

書く態勢に入って、そのとき頭に浮かんだ言葉を書くのです。

最初の一言を書くと、次の文章も出てくるのです。

 

考えてから行動するのではなく、それを逆転させ行動しながら考えるのです。

つまり考えるより、まず「行動を起こす」ことを始めるだけでいいのです。

何か行動を起こせば、恐れから抜け出せることを身をもって知ったのです。

 

● 理想の自分なら、どんな行動をするだろうか

 

理想を現実化するためには、次のステップを理解しておく必要があります。

自分の意図することを、頭の中で想像します。

それをふくらまして、詳細に理想の姿を描きます。

 

こうして創造された理想を、意図して行動することで現実化されます。

このステップの中で、想像をふくらます段階が非常に重要です。

 

そのために、例えば自分の理想に近い人や現実に成功している人と、一緒に過ごせる時間を多く取ることです。

そこで自分の思考の限界を、一気に広げる機会が得られのです。

 

理想を現実化する上で、もう1つ大切なことがあります。

理想とする人や成功者たちにふさわしい、魅力ある自分になることです。

こんなとき理想の自分なら、どういう行動を取るだろうか?と考え、毎日の行動面を変えて行きます。

 

現実を理想に近づけて行くためには、“理想通りに行動する”ことが一番の近道です。

理想の人物を日々演じることで、現実の自分が磨かれて行きます。

理想の自分を、理想のままで終わらせないことが肝心です。

 

創造し描いた理想を、現実の中で再創造して行かなくてはならないのです。

理想の自分なら、どんな行動をするだろうか?

この言葉がけを毎日、やってみることなのです。

 

● 理想の自分が、現実を創り上げる

 

理想の自分だったらどう行動するだろうか?

この問を発することで、これまでと違う行動を取る準備が整います。

それまで理想の自分とは、かけ離れた行動をしていたことに気づきます。

 

例えば、ある講座に参加していて質問したいとき、手を上げて質問するのが理想の自分です。

しかし、みんなに注目されるのがこわい、うまく話せないなどの怖れから、手を上げられない自分がいました。

 

理想の自分は人前に立っても平気だし、上手にしゃべることもできるのです。

だから、そのように振舞っている自分を、ありありと思い描くことを始めたのです。

そしたら、すっと手が上がり質問できたではありませんか。

 

行動を変える第一歩は、理想の自分ならどのように振る舞うのかを、ありありと想像してみることです。

もう一つの例を紹介します。

 

ある会議の進行役をやったときのことです。

理想の自分ならどうするかを意識しながら進めていたとき、

ある場面でAさんの発言が終わりました。

 

あいまいではありましたが質問のように受け取れたので、

Aさんの発言を手短に話して事務局に回答を促していました。

 

またBさんの提案に対する返答がなかったときのことです。

改めてその提案の趣旨を説明し、受け容れる余地があるかどうかを問いかけていました。

一人ひとりの発言に今までになく、ていねいに扱い審議を進めていたのです。

 

このように理想の自分の視点に立ったとき、自分のやるべきことが見えて来ます。

どんな予想外のことが起きても、理想の自分は動じません。

内面においては確実に望んでいる結果が得られますので、沈着冷静そのものです。

 

この“理想の自分”の強みは、それを想像する同じ源から来るようです。

想像し創造して行く喜びと達成できたことによる感謝の念があるだけです。

 

● 未知の世界、新しい場に飛び込む

 

ふだん私たちは自由に考えながら生活していると思いがちですが、

それは大きな誤りだということです。

 

例えば、本当は望んでいないのに、将来の不安や過去の嫌な出来事ばかり考えている自分に、

気づくことがあります。

将来への不安というものは、過去の辛い体験などから生まれて来るもので、

過去の記憶が元になっています。

 

言い換えると、人はそれまでに知り得た知識の範囲内のことでしか、考えられないということ。

しかも、それらは自分の身の安全を守ることにしか、注意と関心が向かないというです。

 

まだ体験していないことに対しては、直ちに心を閉じる傾向があります。

知らないことを頭で考えたり、想像することができず怖れを感じてしまうのです。

 

だから今かかえている問題は、いつまでたっても解決できないわけです。

一体どうすれば、これを打開できるでしょうか?

 

それには自分から、未知の情報と人との縁を求めて、新しい世界へ一歩を踏み出すことにあります。

私自身、新しい人たちとの出会いによって、未知の領域であったネットの世界にたどり着きました。

そこで将来に対する展望も開けたのです。

 

今まで知らなかった情報に触れることによって視野が広がり、

ものごとをより積極的に考えるようになりました。

 

新しい体験をすることで、記憶する情報量は格段に増えて、

思考のワクが広がったとも言えます。

現状を一気に変えるきっかけは、未知の領域に自ら踏み出すことで得られるのです。

 

● 知識を経験に落としこむ

 

新たに知り得たことは経験することで、初めて身につくものです。

素晴らしい教えに出会ったとき、身近なところで一度その通りにやってみることです。

 

たとえば本を読んだり、セミナーなどで人から話を聞けば、新しい知識は得られます。

それらをこれからの人生で即、結果に生かせれば最高です。

 

しかし現実的には、そうは行かないものです。

学んだことは実際にやって体験することで、得られる大切なことがあるからです。

 

すぐ実践するのが難しいときは、学んだことを人に話したり日記などに書くことです。

新しい情報への理解が深まり、より体験しやすくなります。

 

そして体験する上で、たいへん大事なことがあります。

それは、体験し十分わかった段階に至ったとしても、そこで満足しないことです。

 

その先もやり続けることで、それは習慣となります。

この段階になって、はじめて新しい結果が出せる状況になるのです。

 

わたしは記事を毎日書くようにしています。

最初、毎回書くのが大変でしたが、まだこの作業に慣れていないだけだったのです。

慣れるまで継続して行くことで、力がつき楽に書けるようになりました。

 

人は経験したことから学ぶ、と言われます。

本や人から教えられたことは、身につけるためのきっかけに過ぎないのです。

 

新たな知識は自分の力となるまで、体を使いひたすら実践します。

その意味するところが全身に染み渡ったとき、その成果も手にしたのです。

 

● 新しく学んだことを守り通せる環境づくり

 

学んだことを実生活に取り入れていく場合に、

どういう点に気をつければいいのかを考えてみます。

 

芸を極める世界や師弟関係などで、スキルを習得する際に受け継がれている教えがあります。

自分のあり方として「守破離(しゅはり)」という3つのステップを踏むというものです。

 

ここでは一番大切な最初のステップである「守」を徹底して行うことを取り上げてみます。

この「守」の段階で道に迷わず、突き進むことが何よりも肝要なのです。

 

実際のところ学ぶ内容については、それこそ必死に理解しようと努力はします。

しかしその後で、その内容を実地に応用できるまで徹底する、という発想に至るのは稀です。

知ったということだけで、満足してしまいがちなのです。

 

熟達するためには一定期間、学んだことを実践を通して守り通すことに専念しなければなりません。

学んだ通りに実行できる環境づくりが、最初に取り組むべき課題となります。

 

 

● 心のブロックについて

 

人は、その時その時に最善と思う選択をして、その通りに生きていると言われています。

そうして選んだ結果が今の自分であり、周りの環境でもあるのです。

 

だとすれば、それは最善の状態であるはずです。

ところがその多くが最善だと思えないところに、悩みや問題が生じています。

 

つまり、自分の行った結果に悩み、問題を感じて身動きがとれなくなっているのです。

ついには自分のことも信じられなくなってしまうのです。

 

そもそも何が原因だったのかといえば、その時その時の「最善と思った選択」に行き着きます。

その選択がなぜ最善なのかをよく考えているつもりが、実は何も考えてはいなかったことです。

ただ過去のパターンに従って、無意識に反応していただけだったのです。

 

だから、これまでの習慣による無意識の選択を何とか変えなくてはならないのです。

でも、それができないからこそ、悩みもより深くなってしまうわけです。

 

なぜできないのでしょうか?

それは、心に大きなブロックが働いているからなのです。

このことに多くの人が気づいていません。

 

人間がいだく感情には、大きく分けて『快』と『不快』のどちらかだと言われています。

そして『快』を求めるよりも、『不快』を避ける気持ちの方が強いということです。

 

人は新しいことや未知のことに出合ったとき、どのような行動をとるでしょうか。

本能的に不安や怖れを感じ取って、それを避けるように振る舞うのです。

 

危険から身を守るための生命の働きでもあり、それは心のブロックと呼ばれています。

最善の選択を行っていくためには、このことをよく理解しておく必要があります。

 

● 心のブロックをはずす

 

不安や恐れを感じることや、それを避ける行動自体は悪いことではありません。

むしろ身の危険を防ぐ上で、なくてはならないものだと言えます。

 

ただ新しいことに挑戦したり未知の世界に踏み入れる際に、

それが足かせになって困ってしまうのです。

 

人類がここまで進歩して来られたのも、一部の人たちがこの足かせをバネに、

未開拓な分野に挑み続けてきた結果でもありました。

 

個人のレベルで考えてみても未知の部分があるということは、

そこに新たな可能性が秘められているということです。

 

不安になるのは単に知らないからであって、

新しい知識や情報を取り入れていけばいいのです。

 

望むどおりの人生を生きるためには、これまでの見過ごしてきた無知からくる恐れや抵抗というものを、

どうしても手放していく必要があります。

情報不足による足かせをひとつずつはずして行けばいいのです。

 

その時その時で、壁にぶつかったら、なぜ自分は恐れているのか?

あるいは、どうして抵抗する気持ちがわき起こるのだろうか?と、とことん自問します。

自分にどのような知識を欠いているのか、それを知ることが先決なのです。

 

それがわかれば、求める情報はいつでもネット上で得ることができます。

いま自分にとって、こういう情報が必要なんだ!

それを押さえた上で、意識して情報を選ぶという、取捨選択することがとても大事です。

 

これまで無意識にしていた行動に、目を光らせているようにします。

その都度、『氣づき』によって意味解釈を変えていくのです。

 

● 変化を起こす

 

自分自身を立て直しているときに、大きな氣づきがありました。

あるセミナーで、次のような注意がありました。

「内容をメモるのでなく、自分の経験に照らし、どう行動していくかをメモってください」

 

あのときはその言葉を聞き流して、相変わらず内容をメモっていたのでした。

いま改めて、そのことを振り返ってみてようやく氣づいたのです。

 

今まで、いい話を聞いても少しも身に付かないのは、どうしてか?

その理由が、ただメモることだけに終止していたからでした。

 

どんないい話を聞いたとしても、どう行動に結びつけるかという視点がまったく抜け落ちていたのです。

内容を理解すること以上に、どのように行動していくか、がより重要だと認識しました。

 

そう氣がついてからすぐに、これからの方針を書き連ねました。

①お金を稼ぐことから距離を置く

②次のテーマでブレインダンプをする。

「自分は、どんな人間になりたいのか?」

「自分にとって、いま大切なことは何か?」

 

③1週間の行動をリストにする

④本の感想などをアップロードする

『テトラッポッドに札束を』『不純な動機ではじめよう』

 

行動に移すことと回数を重ねて行くことが、

変化を起こす上では欠かせないということだったのです。

 

鍵は自己信頼にあり!