私の望みのひとつとして、次のようなものがあります。
「自分の伝えたいことを、人前でもきちんと話せるようになりたい」
そう思いつつ、あれこれと調べては少し練習を始めてみました。
しかし、このままで望みは叶うのでしょうか?
おそらく叶うことはないような氣がします。
なぜなら、望む結果が漠然としていて、あいまいであるからです。
例えば、いつまでにどんな風に話せるようになりたいのか、
人にどのように思われたいのか、人から何と言われたいのかです。
叶えるためには具体的な形にすることです。
望む結果の周辺に至るまで、とことん突き詰めていく必要があります。
望む結果が頭にありありと、具体的に描けるようになるまで考えます。
そして、その結果を手にした時の自分はどんな風に感じ、
どんな気持ちでいるだろうかと自分に問うことも重要です。
人前で話すことを、最高に楽しんでいる自分の姿を思い浮かべたり、
もっと望む情景を自由に想像して、思い切りイメージをふくらませます。
これらを踏まえて、先ほどの望んでいたことを変えてみました。
「印象的な『スピーチの達人』になることが私の望みです。
この6ヶ月間の内に、定期的にカメラの前で話し、動画を撮ります。
読者の人たちに、どんなテーマでも話すことができるようになっています。
聞き手に何らかの印象を与えられるスピーチ法なども研究します」
望みが具体的なので、これから実現するための対策を練ったり
計画を立てることも、ずっと容易になりました。