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裁くことを慎む

 

「何があっても裁かない」を実践する難しさを、改めて実感する機会がありました。

相手のちょっとしたことに「こうしたらどう?」と言うのも、広い意味では裁いていることになるのです。

 

昨日、娘が旅行から帰って来て、荷物が玄関脇に置いたままになっていたので、言い放ったのです。

「荷物をさっさと片付けたら、どう!」と。

 

理想は、そうした状態をも許すことでした。

それが私の本来、取るべき態度であったのです。

後になって、そのことに氣づく自分でした。

 

もちろん普通に考えれば親の勤めとして、片付けるように言うのは何も間違ってはいません。

 

しかしこの場合、躾(しつけ)には当てはまらないのです。

相手がやるべきだと思うことを、相手がやっていなかったので、そのことを裁いていたのです。

だから、私はやってしまったと思ったわけです。

 

どうしてこうも簡単に、相手を裁いてしまうのでしょうか?

その衝動は、自分でも氣がついていないほど、心の奥深くに根付いているとも言われています。

 

考えて見れば、これまでに人からさんざん「許しはしないぞ」と言われ続けて来た経緯があります。

何度もそう言われている内に、自分でも自分を許せなくなってしまうものです。

 

そして自分を許せないことの結果を、そのまま相手にも投影させてしまうのです。

それで人のことをも許せなくなって「許しはしないぞ」となるのです。

 

この悪循環を断ち切るのは、「許し」だけなのです。

いま何があっても許すことに挑戦しているのも、そのためでもあるのです。

 

 

今日一日、裁かない!

どんな人にも大なり小なり
思い込みはあるものです。

それを完全になくすことは
無理だとしても、
せめて見当ちがいな思い込みだけは
防ぎたいものです。

その後、私が心がけているのは、
それは正しいとか、間違っている
といった裁くことをやめることです。

小さい頃からよく「自分で判断しなさい」
と注意された覚えがあります。
だから、いつも判断するように
と育って来たのです。

もちろん危険か安全か
といった身を守る上で
判断が必要な場合もありますが、

すべてのことを良い悪いで
判断しがちなところは
改める必要があります。

ある基準になるモノサシで、
何が正しく何が間違っているか
と言っているだけで、

そのモノサシが変われば
中身も変わってしまうものです。

一度、自分が
どれだけ日常の出来事に対して
裁いているかを
じっくりと観察してみてください。

私は気づかずに決めつけている
自分にびっくりしたことがあります。

それ以来、判断をせずに
相手のことや状況をそのまま
受け取るようにしただけで、

相手とぶつかることもなく
精神的にずいぶん楽になりました。

そうすることで思い込むクセも
徐々に改善できたように思います。

今日一日、裁かない!
で過ごしてみてください。