感情を味わう

 

● 恐れに向き合うと覚悟が生まれる

 

もしも自分の中に、恐れというものがなければ、やりたいことはすべて実現すると言えるのではないでしょうか。

だから、恐れさえ克服できれば、どんなことも実現可能だと言えます。

 

例えば、かつて私には公開したい自分の考えというものがありました。

しかし同時に、それを発表すれば、これまでの信用を失ってしまうのではないかという恐れもあったのです。

 

それで身動きが取れなくなり、思考停止になってしまったことが何度かありました。

言い表しがたい不安と最悪を恐れて、先に一歩も踏み込めない状態でした。

 

自分の望みを実現させるためには、どうしても自分の中にある恐れを克服する必要がありました。

一体どうすれば、恐れに対処することができるのでしょうか?

 

ひとつには、その恐れと同居することであり、むしろ友だちになることであったのです。

それでまず、じっくりとその恐れと向き合ってみることにしました。

 

自分はなぜ信用を失ってしまうと、恐れているのだろうか?

その理由を探ってみました。

 

出てきた答えが、子どもの頃、自分の意見を言ってみて、みんなから馬鹿にされ笑われたことがあって大恥をかいたからでした。

そこでもし恐れていることがその通りに起こったとしたら、今度はどう対処すればいいのだろうかと考えてみたのです。

 

また、みんなから変な目で見られ、その後も無視されたりで最悪な状況の中に、自分の身を置いてみました。

そのときに感じる、みじめさや辛さなど嫌な気分をトコトン味わってみたのです。

 

この体験あとに、見えて来るものがありました。

もう平気だ。どんなに笑われてもいいじゃないか。どれだけ無視されても構わない‥という覚悟ができつつありました。

同時に、別に”恐れ”それ自体をなくす必要がないということも理解できたのです。

 

もともと”恐れ”というものは、自分の身の安全を守る上でなくてはならないものです。

ときと場合によって恐れは覚悟を呼び覚ましてくれる、とても有りがたいものでもある。

そのことにようやく氣づくことができたのです。

 

 

● 現実を直視すれば、次の行動が生まれる

 

人は快楽を求めるよりも、苦痛を何とか避けたいという本能の方が強いと言われています。

どんなに高い望みを持っていたとしても、いまある地位やお金、信用などを失う怖れももっています。

現状が大きく変わることへの怖れから、次の一歩が踏み出せないことがよくあるものです。

 

あるメールマガジンで学んでいたとき、次のような体験をしました。

学習の次の段階へ進むにあたって、ある教材を紹介されていました。

その価格がなんと数万円もするもので、思わず手持ちのお金を失うことへの恐怖を感じてしまいました。

 

この件は聞き流そうと思いましたが、次の段階へ進みたいという思いもありました。

それで更なる出費をするか、しないかの決断を迫られたのです。

いま怖れと向き合っていることにも氣づいていました。

 

そこでこう考えてみたのです。仮にそのお金を失ったとして食べていけるだろうかと。

大丈夫であることに氣づき、冷静さが戻ってきました。

次に考えてみたのは、その教材の内容についてでした。

それはどうしても、いま必要なものだろうかと。

 

また、それは支払う金額に見合ったものであるだろうか。

しばらく考えた結果、いま必要な教材だと判断できました。

 

いつまでも迷ったり先延ばししても、時間的にも精神的にも良くないことを知っていましたので、すぐ購入手続きを取りました。

怖れからチャンスを逃さないようにするためにも、現実を直視して行動を決めれば、怖れに対処できるという体験でした。

 

新しいことを始めるときや何かにお金をつぎ込む場合には、こうした怖れというブロックがかかることを十分に理解し対処する必要があります。

 

 

 

 

鍵は自己信頼にあり!