自己の棚卸し

 

無害でいますために、最初に手がけなくてはならないのが、自己の棚卸しです。

自分の傾向としまして、例えば、どうして些細なことでさえ、人と言い争ってしまいがちなのか、という疑問が浮かんで来ます。

 

いまだからわかるのですが、そのときは完全に自己中心的な考えにとらわれていました。

相手の身を思いやる気持ちは全くなくて、あきれますほど身勝手な態度で、人と接していたのです。

 

愚かにも、そうした独りよがりな自分の振る舞いにも気がついていませんでした。

せめてもの救いは、その後で悪かった自分を悔いますのが常で、二度としますまいと思うのです。

しかしながら当時は、そうした反省をつぎに生かします知恵も働かなかったのです。

 

最近では利己的な考えがかなり薄らいで来ましたが、ただ表面に現れて来ないだけであります。

おそらく一生涯をかけましても一掃できるものではないと見ております。まだまだ自己の内に巣くっていますのは明らかです。

 

普段から自分の思考や言動には十分、注意を怠りませぬよう気を引き締めているところです。

少しでも独善的なところが見つかりましたときは、すぐにそれらを改めて行きますのと、慎重にその芽を摘み取って行きます。