監督者の立場

 

自分を観察する大切さを、もう少し考えてみます。

いまこうして人間として生まれてきて現在がありますが、これは仮の姿であるのに気づいている人は、どれだけおられるでしょうか。

 

何度もお伝えしていますように、本来の自分自身という存在がおりまして、それは人間以上のものであることを理解しておかなければなりません。

見るものと見られるもの、あるいは創るものと創られるもの、との違いであります。

 

自分を観察者の視点に立って眺めますと、仮の姿であります自分との距離を置きやすくなります。

見方によりましては人生が、ある人間の役を演じます舞台であるような気がしてまいります。

 

日頃、上手に自分の役をこなして行きますのには、だれかに監督してもらう必要があります。

しかし、もともと自分が監督者でもありますのに、それを忘れて役者に没頭しきっていますのが現状なのです。

 

ですから、ときどきは役者を降りまして監督者に戻り、第三者の目で筋書きを追っていきます時間を持たなければならないのです。

自己をきちんと見つめるときをもつ重要性は、もっとほかにもありましょう。

 

今回は、いまの自分とは仮の姿であり、また自分は役者であると同時に監督者でもあるということを取り上げてみました。

定期的に自分の思考や行動などを観察するようにしますと、それらに気づかせてくれるのです。