これまでで、なぜ心の休まるときがないのだろうかと、疑問に思ったことはないでしょうか。
一日のあいだでも、落ち着いているときもあれば、何かにせき立てられていたり、ちょっとしたことが思い通りにならないので、イライラするときがあったりします。
何をするにせよ、また何があろうとも、出来れば心はつねに平静でいられるに越したことはありません。
充実した毎日を過ごすうえで、いつも気にかけておくべきことが、何かきっとあるはずです。
そのひとつとして、いわゆる放心状態のときをなくすことが上げられます。
何かに集中しているときや、目的をもって何かをしているときというのは、心が定まっているので特に問題はないといえます。
気を付けなければいけないのは、何となく過ごしているときや、感情的になっているときです。
何となくやっていると、気がゆるんで心にスキができます。そこに好ましくない想念が忍び込んで来たり、魔が差すこともあるので注意しなければなりません。
感情的になっているときは、何をやってもうまく行かないはずですので、そんなときはいったん手を休めることです。感情が通り過ぎるまで、待つ必要があります。
イライラしたりする原因となるような、しこりを心に残さないためです。気持ちが落ち着いて来たら、そこで再開すれば問題はないでしょう。
ここまででわかったことは、ものごとに取り組む際には、その目的なり何らかの意図を持ってやり始めることです。そうすれば、望む結果も生まれやすいということです。
また一日を始めるにあたっては、今日をどんな日にしたいかを考えてみることです。そして、声に出して言ってみることです。その後で、忘れてしまってもいいのです。
自分はどんな日にしたいのかを考え、それを声にして言うことが大事なのです。望むことに集中する時間をもつことなのです。少なくとも望まないことを描くことはないはずです。