口ぐせ「愛しています」

 

言葉について、これまで大きな勘違いをしていました。

言葉というものは、他者に何かを伝えるためにあるものだと思っていました。

確かに、それはその通りではあります。

しかし、同時に他者だけでなく、むしろ自分自身に対して語る言葉であったことです。

 

「愛しています」というを口ぐせを始めてから、やっとそのことに気づき、腑に落ちたのです。

「愛しています」

最初は、誰に言っているのだろうかという疑問が生じました。

口ぐせの合間で、愛する相手をさがし求めていました。

自分の愛したいという思いが、誰を愛すればいいのか、という問いを生みました。

 

そして、それは他のだれでもない、自分自身を愛することだということに、ようやく気づけたのです。

自分を愛することで、自分自身を癒やすことができたのです。

いったい誰に向けての口ぐせなのか、今回もそれは自分自身へと行き着くことになりました。

 

結局のところ、言葉というものは、まず自分に問いかける言葉として、生まれたのではないかという気がします。

自分の言葉を一番、身近で聞いているのは、自分自身だからです。

絶えず自分で、自分にいい聞かせているのですから。

 

だから、自分にふさわしくないことや望んでいないことを、言葉にしてはならないことも、とてもよく理解できます。

自分を見失わずに、望むことだけを実現させるためには、自分の言葉に十分気をつける必要があります。